やりたかった形。

これまでHarmonic Logicではレッスンを行ってきましたが、少しずつ自分が思い描いていた形に近づいてきました。

今日は、なぜこのようなレッスンの形になったのか、その経緯を書いてみようと思います。

2019年からコロナ禍にかけて、これからの働き方や音楽との向き合い方を改めて考える時間が増えました。

そんな時、海外で活躍する世界的なサックスプレイヤーが、録画を送り合う通信レッスンを行っていることを知りました。

「これだ。」

そう思ったのを今でも覚えています。

ただ、当時の僕には、同じようにホームページを作り、そのまま形にする知識がありませんでした。

また、一人でカメラに向かって説明しながら動画コンテンツを作ることも、あまり得意ではありませんでした。

当時、すでに通信レッスンという形を実現していたMusic Hackさんのようなサイトを見ては、

「こんな仕組みを個人で作るなんて、とても無理だな。」

と思っていました。

その後、ご縁があり、一時期ではありますが、Music Hackで講師を務めさせていただく機会をいただきました。

通信レッスンという形を実際に経験させていただけたことは、本当に貴重な経験で、とても感謝しています。

振り返ってみると、僕の人生にはいつも車がありました。

昔から車が好きで、そのご縁から車に関わるイベントで演奏する機会が少しずつ増えていきました。

車と音楽は昔から深い繋がりがあります。

僕自身も、車を通じてたくさんのご縁をいただき、音楽活動の幅が広がりました。

その中でも、大きな転機になったのが、車とアウトドアのイベント「Let’s Chill Out」でした。

演奏だけでなく、ウクレレワークショップを開催する機会もいただきました。

正直、それまでワークショップを数多く経験してきたわけではなかったので、不安もありました。

でも、実際にやってみると本当に楽しかったんです。

普段のライブでは出会うことの少ない、車が好きな方、アウトドアが好きな方、ご家族連れなど、本当にたくさんの方と音楽を楽しむことができました。

その後、全国各地のイベントでも演奏やワークショップを行う機会をいただくようになりました。

でも、イベントが終わるたびに思いました。

「せっかく出会えたのに、このご縁がここで終わってしまうのは寂しい。」

イベントだけで終わるのではなく、その後も一緒に音楽を続けられる場所があったら。

その思いが、今のレッスンの形につながっています。

もう一つ、以前から考えていたことがあります。

20代後半から、サーフィンへ行くたびに、

「東京から離れた地域の方に、自分の音楽を届けるにはどうしたらいいんだろう。」

と考えていました。

そして2023年に神戸へ移り住み、その思いはより強くなりました。

もちろん、今は全国各地で素晴らしい音楽活動が行われています。

それでも、プロを目指して関東へ拠点を移すミュージシャンが多いのも事実です。

地域によって、学べる環境や選択肢に違いを感じる場面は今でもあると思っています。

また、子育てをしていると、自分の時間を作ること自体が簡単ではありません。

僕自身も、思うように時間が取れなかったり、予定通りにいかなかったりする毎日です。

だからこそ、それぞれの生活の中で、自分のペースで続けられるレッスンがあってもいいんじゃないかと思っています。

現在は、生徒さん一人ひとりに専用ページを用意し、録画と文章を組み合わせた通信レッスンを中心に行っています。

演奏だけでなく、「なぜそう吹くのか」「どう考えるのか」といった部分も、文章だからこそ丁寧に伝えられると思っています。

これからは継続レッスンだけでなく、奏法や理論、アドリブ、ジャズの聴き方、音楽の楽しみ方など、単発で参加できる講座も少しずつ増やしていきたいと思っています。

まだ発展途上ですが、少しずつ育てながら、音楽を通じて生まれたご縁が続いていく場所になれば嬉しいです。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

茅野嘉亮